URLをコピーする
幼い頃から虐げられてきた末の王女マデレーネは、王太子である異母兄に命じられ、〝成り上がり〟子爵に嫁ぐことになる。王家は金を、子爵家は公爵位を得るための、愛情のない政略結婚。「わかっていると思いますが、俺たちは互いの家の利益のために結婚したにすぎません。あなたを妻と思う気はない」「でも、宮殿での暮らしに比べれば十分に幸せだわ。わたくしはわたくしにできることをいたしましょう」やがて政略結婚の裏側にあるアランの事情を知ることになり……。
漫画家。「売られた王女なのに新婚生活が幸せです」(双葉社)