新婚旅行から帰国し、穏やかな日々を過ごしていたヴァレリオとリラ。急な呼び出しで城へと向かったヴァレリオは、宰相のアントニオからある報告を受ける。なんと国王の暗殺計画が進められているらしい。総騎士団長として護衛にあたるヴァレリオだったが、任務の最中に急な落石で頭を強打。命に別状はないと安心したのも束の間、彼は妻であるリラに向けて衝撃的な言葉を口にする――「貴女は誰だ」
どうやらヴァレリオは記憶喪失になってしまったようで……!?ラブラブな2人に新たなるピンチ!ほんわかラブストーリー待望の第5巻!
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小説家。主な作品『厳つい顔で凶悪騎士団長と恐れられる公爵様の最後の婚活相手は社交界の幻の花でした』